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アスファルトシングルについて

  • アスファルトシングルについて

アスファルトシングルについての解説

今回は屋根材のアスファルトシングルについて説明させて頂きます。アスファルトシングルは、軽量で柔軟性があり、デザイン性にも優れた屋根材として知られています。特に北米を中心に世界各国で広く使用されており、日本でも一部の住宅や建物で採用されています。ここでは、その歴史や特徴、他の屋根材との比較、日本以外での普及状況などについて詳しく説明します。

アスファルトシングルの歴史

アスファルトシングルは、20世紀初頭にアメリカで開発された屋根材です。もともとは木材やスレート瓦の代替品として登場し、耐候性や施工の容易さから急速に普及しました。1920年代にはアメリカで一般的な屋根材として使用されています。その後1950年代にヨーロッパやカナダにも普及し、普及の中で従来より耐候性の高い改良型も登場してきています。1990年代には日本にも本格的に導入されてきますが、従来の瓦や金属屋根材の人気が高く普及はまだ限定的です。

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アスファルトシングルの特徴

アスファルトシングルは、ガラス繊維または有機フェルトにアスファルトを浸透させ、表面に鉱物粒をコーティングした屋根材です。そのため、柔軟性があり、曲面の屋根にも施工しやすいという特徴があります。

軽量で建物への負担が少ない

1㎡あたり約10~15kgと軽く、地震時の揺れが少なくなる。

施工が簡単

釘とアスファルトセメント剤を使用して貼り付けるだけなので、作業が容易。

耐候性が高い

アスファルトが防水性を持ち、紫外線や雨風に強い。

デザインの自由度が高い

多彩な色や形状の製品があり、洋風・和風どちらの住宅にも適応可能。

他の屋根材との比較(長所・短所)

アスファルトシングルを他の代表的な屋根材と比較し、そのメリットとデメリットを整理します。

スレート瓦(カラーベスト)との比較

メリット

アスファルトシングルの方が軽量で、地震の影響を受けにくい。

施工時の割れリスクが低く、新築時はモチロン、屋根修理などのリフォームの際にも加工しやすい。

デメリット

カラーベストと比べるとアスファルトシングルの方が施工単価が高い。

キチンと施工していればほとんど問題ないが、施工が甘いとカラーベストに比べてアスファルトシングルはめくれやすい。

 

金属屋根(ガルバリウム鋼板など)との比較

メリット

金属屋根よりも防音性が高く、雨音が響きにくい。

金属屋根に比べて施工コストが安い。

デメリット

金属屋根の方が耐久年数が長く、メンテナンス頻度が低い。

金属屋根はリサイクル可能だが、アスファルトシングルはカバー工法する場合は問題ないが、めくった場合は既存屋根材の処分が難しい。

 

日本瓦との比較

メリット

日本瓦よりも大幅に軽く、建物の構造に負担をかけにくい。

コストが瓦に比べて安く、施工も短期間で完了する。

デメリット

瓦よりも耐久性が低く、約20~30年での張替えかカバー工法にてのや屋根工事が必要。

瓦屋根のような伝統的な重厚感は得られない。

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日本以外でのアスファルトシングルの普及状況

アスファルトシングルは、特に北米やヨーロッパで広く使用されています。

アメリカ

住宅の約80%以上がアスファルトシングルを使用。

価格の安さと施工のしやすさから、新築・リフォーム問わず人気。

カナダ

厳しい気候条件でも耐えられる耐寒性を持つアスファルトシングルが多く使用される。

防水性の高さから、豪雪地域でも採用されることが多い。

ヨーロッパ

スペインやフランスでは、伝統的な粘土瓦と併用されることが多い。

ドイツや北欧では、断熱性や防音性を重視して選ばれる。

アジア

日本では一部の住宅で採用されるものの、瓦やスレートの方が一般的。

韓国や中国でも導入が進んでいるが、金属屋根の方が人気。

施工方法とメンテナンス

施工方法

1.下地準備・・・野地板(合板など)の上に防水シート(ルーフィング)を敷く。

2.アスファルトシングルの貼り付け・・・釘とアスファルトセメントを使用し、重ねるように施工。

3.棟部分などの処理・・・雨漏りを防ぐため、棟換気やシーリング処理を施してから仕舞いする。

メンテナンス方法

定期点検(5~10年ごとに実施)・・・剥がれやひび割れがないか確認。

コケやカビの除去・・・湿気がこもると発生しやすいため、洗浄が必要。

部分補修・・・破損部分のみ交換が可能。表面の鉱物粒が経年で取れて来てしまうので、薄くなっている部分は補修する。

  • アスファルトシングルについて

アスファルトシングルは、軽量で施工しやすい屋根材として世界的に広く普及しています。特にアメリカでは主流の屋根材ですが、日本では瓦やスレートが主流のため、限定的な使用にとどまっています。コスト面やデザインの自由度の高さから、新築住宅やリフォーム時の選択肢の一つとして検討する価値があります。

 

監修者情報

監修者情報

渡士 兆文(わたし よしふみ) 東大阪瓦産業株式会社 代表取締役

雨漏り修理・雨桶工事・屋根工事業者として、東大阪市を中心におよそ12万件にのぼる施工実績を持つ「東大阪瓦産業株式会社」代表取締役。一般社団法人 全国日本瓦工事連盟に加盟し、「瓦屋根工事技士」「瓦屋根診断技士」の資格を持つ経験豊富な職人と共に、質の高い技術ときめこまやかなサービスを提供。昭和47年創業以来、屋根メンテナンスのプロフェッショナル集団として地域への貢献に努めてきた。
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